チンチラは他の草食動物に比べても好き嫌いがはっきりして
グルメな子が多いイメージです。
しかし必ずしも好んで食べる食べ物だからといって体に良いものとは限りません。
今回はチンチラにとって最適な食事についてみていきましょう。

チンチラの食性
チンチラは草食動物で、自然環境下のチンチラは枯れ草や木などを食べています。
チンチラの腸内には微生物が存在し、消化器で消化された草などを摂り込み
エネルギーや栄養に換えています。
また微生物そのものも消化吸収され栄養源になります。
甘みや脂質の強いものを与え過ぎることで微生物の数が減少するので、
考えて与えるようにしましょう。
飼育下での食事
繊維質が豊富な食事が必要不可欠で、ペレットと牧草をメインに与えます。
栄養バランスがとれたチンチラ専用ペレットと上質な牧草を与えるようにしましょう。
◎ペレット

飼育下のチンチラは野生のチンチラとは違ったストレスを抱えています。
ストレスによって腸内の微生物が減り栄養も減ってしまうのでペレットで最低限の栄養を補います。
ペレットはチンチラ専用のものを与え、ドライフルーツなどが入っている製品は避けるようにしましょう。
ペレットを全く食べずドライフルーツだけを選び食べてしまうというケースがあります。
◎牧草

チンチラの歯は一生伸び続けるため不正咬合になりやすく
牧草を与えて摩耗させる必要があります。
また牧草に含まれている繊維質は腸の働きを促進させ、消化吸収を助けます。
*牧草にはイネ科のチモシーやマメ科のアルファルファ、
イネ科のオーチャードグラスなどがあります。
チモシーは繊維質が多く含まれていて低カロリーなのでオススメです。
アルファルファは栄養価が高く、タンパク質とカルシウムが豊富で成長期や妊娠期には適しており、
オーチャードグラスはチモシーよりも柔らかいので、歯に問題をかかえた時に適しています。
長期間牧草を好きでいてもらうために、購入するメーカーや牧草の種類を変えてあげましょう。
常にいろんな牧草をストックしておいても良いでしょう。
副食・おやつ
チンチラの食事は基本的にペレットと牧草のみですが、
コミュニケーションとして少量のおやつは有効です。
おやつはいつものペレットや牧草でも良いですし、野菜や野草、果物、サプリメント配合のトリーツなど
身体に害のないものを選んでください。
*砂糖がたくさん使われているようなおやつも販売されていますので、
成分はしっかり確認し避けるようにしましょう。
◎野菜
生野菜の与えすぎは水分過多になり下痢を引き起こす可能性があります。
生野菜や乾燥させた野菜を少量与えるようにしましょう。
与えても良い野菜の例:キャベツ、人参、ブロッコリー、レタス、小松菜など

◎野草・ハーブ
野外の野草は不衛生なので、お店で売られている自然素材のものを選ぶようにしましょう。
与えても良い野草の例:タンポポ、アザミ、オオバコ、クローバー、ハコベ、ナズナ、セージ、
びわの葉、柿の葉など
◎果物
砂糖やオイルでコーティングされたドライフルーツなどは糖分を多く含んでいるので、
避けてフレッシュな果物にしましょう。
コーティングされたドライフルーツは歯に付着しやすく虫歯や腸閉塞の原因になったりするので要注意です。
与えても良い果物の例:リンゴ、バナナ、クコの実、パパイヤ、イチゴ、ブドウなど

◎サプリメント配合トリーツ
軟便や下痢の対策として乳酸菌が配合されているトリーツが数多く見られます。
その他に健康維持のためにビタミンCが配合されているものが多いように思います。
他、グルコサミンやコエンザイムQ10など。
与えてはいけないもの
【中毒を起こす可能性があるもの】
・野菜類:アボカド、ネギ類、ニラ、ニンニク、ジャガイモ、生の豆、ほうれん草、ナス
・果物:バラ科植物の種(ビワ、桃、さくらんぼ)
・植物:アサガオ、スイセン、アジサイ、ガジュマル、アセビ、ヒアシンス、ポトス、ポインセチア、アロエ
・その他:チョコレートなど人用の市販のお菓子、ナッツ類
私たちの身の周りには、チンチラにとって危険なものがたくさん存在します。
チンチラを飼育する場所には注意を払いましょう。



