チンチラの体は厳しい自然環境に適応するために、
他の動物たちとも違う独特な特徴があります。
この特徴を知る事でチンチラに合ったストレスの少ない飼育環境をつくる
役に立つのではないでしょうか。

体のしくみ
◇目
チンチラの目は、顔の側面にあるので正面は見づらいです。
目の色はぶどう色や赤色などがあり、色ごとに視力や視野が変わるとも言われています。
視野が広く目を動かさずに見ることができますが視力はあまり良くありません。
夜行性のためまぶしい光を苦手とし、わずかな光でも見えるので
暗い環境では敵を察知する能力は高めです。
◇耳

耳は大きくほぼ毛が生えておらず、かすかな音や遠くの音を識別できます。
体温調節が苦手なチンチラですが、唯一耳で少しだけ体温調節ができ
通常体温である38度以上になると耳が赤くなります。
◇鼻
チンチラの鼻は特殊な形をしていて、正面から見るとつぶれたように見えます。
陸上で生活する哺乳類の中で珍しく鼻孔に開閉できる弁があり、
砂浴びなどの砂が入らないようになっています。
視力が悪いので嗅覚も発達しており最終的な判断を嗅覚が担っています。

◇ひげ
猫と同じように大きさや幅、距離を把握するのに役立ち、
ひげの感覚で周りのものや風向き、風の強さを判断できるのでとても重要なものです。
多頭飼育の場合、他のチンチラにひげを短く噛み切られることもあるので注意が必要です。
◇毛並み
チンチラは、全身をとても分厚い被毛で覆われています。
個体差もありますが、一本の毛の長さは平均3cmほどです。
3~4カ月ごとに生え変わりますが、温度差が激しい時期は一気に抜けてしまうこともあります。
また敵から逃走するために意図的に毛を抜くこともあります。
抜けた部分は数週間程で元に戻りますが、砂浴びなどで抜け毛を払う必要があります。
◇皮膚
チンチラの皮脂腺からは「ラノリン」という脂が出ていて、
皮膚の乾燥を防ぎ、被毛を守って汚れを付きにくくしています。
余分な脂は除去する必要があるので、砂浴びは欠かさず行いましょう。
◇尻尾
尻尾の長さは7.5cm~15cm程だそうで毛質は体毛と違い硬めで毛量は体毛ほど密度は高くありません。
動く際に身体のバランスを保つために大切な働きをしたり
感情を表現したりひげと同じように幅を把握するのにも役立ちます。

◇足
前足後ろ足ともに肉球があり指は4本あり前足には小さい指のような突起「偽指」が
2本ついていて親指のような役割をして人間のように物をつかむ事ができます。
爪は平たく人の足の親指の爪のような形をしており、ほぼ伸びる事はありません。
後ろ足はバンブルフット(たこができる)になりやすいので、
床材の材質に気をつけきれいな状態を保つようにしましょう。


