インコは、本能から体調が悪いことを隠して元気なフリをしてしまうため、
私たちが異変に気づいた時には進行していることが多いのですが、
インコは体の変化や行動で何らかのサインを出していることがあります。
そのサインに少しでも早く気づくことができるように、
家庭で行える健康チェックのポイントを挙げていきたいと思います!

体の変化
◆くちばし
*表面がカサカサしていたり、白っぽく粉が吹いたようになっていないか
これらはダニなどの外部寄生虫が原因です。
*伸びすぎや変形、変色していないか(チアノーゼ、白っぽくなるなど)
栄養不良や肝機能に問題が生じていることがあります。
◆ろう膜

*鼻水で濡れていたり、光沢していたのに表面がカサカサしている
鼻水に加えて「ブシュブシュ」と音が鳴っていたら鼻の調子が悪く、
表面がカサカサになるのはダニなどの外部寄生虫が原因です。
オスの場合元々青色で光沢があったのに褐色化してきたのであれば精巣腫瘍の可能性があり、
メスの場合発情するとより褐色化して表面がカサカサと角化し膨らみもでてきます。
◆羽
*羽が抜けていないか、羽が折れていないか
抜けている場合は毛引きや皮膚炎など、折れている場合は骨折などの外傷によるものが考えられます。
*羽の色が変わってきた(黄色が強くなるなど)
元の羽色から黄色っぽくなってくると、肝機能や甲状腺などの内臓疾患のサインである可能性があります。
◆足
*足の表面がカサカサしている、片足を挙げて止まっている
表面のカサカサは、ダニなどの寄生によるものと考えられます。
関節炎や足の裏にコブができて痛みが生じる趾瘤症や痛風、
骨折や打撲などが原因で片足を上げている事もありますが、
健康体で体温を保つ目的だけで足を挙げることがあるので見極めが必要です。

◆お腹
*お腹が膨らんでいたり、前かがみの姿勢で止まり木にお腹が当たっていないか
肥満、腹水の貯留、ヘルニア、メスの場合は卵詰まりの可能性があります。
行動の変化など
◇よく鳴いているか、普段通りの活発さがあるか
前述したとおりインコは“元気なフリ”をするので病気になっていてもわかりにくいです。
よく慣れて触れていた子が触られることを嫌がったり、
ケージから出て来ようとしないのも何らかのサインと言えます。
また寝てばかりいる場合も病気を疑い早めに対処しましょう。
◇食欲
インコは体が弱っていても“元気なフリ”に加えて“食べたフリ”もするので、
正確な食事量を把握するためには実測する必要があります。
便の色が濃い緑色で少量しか出ていない、
下痢状で濃い緑色の便であれば食べていない可能性があります。
◇体重

インコは代謝が速いため一度体調を崩してしまうとすぐに体重が減ってしまいます。
家にお迎えして間もなかったりヒナや病気の子は体調を崩しやすいので、
可能であれば毎日・健康な子は週に1回体重を測って記録しておきましょう。
適正体重はインコの種類や骨格、個体によって異なるので日頃から体重を測り
その子のベストな体重を知っておきましょう!
◇羽を膨らませていないか ※眠っているとき以外
基本的に寝るときに羽を膨らませますが、体調が悪いときや寒いときにも見られます。
抱卵中の場合は健康でも膨らませますが、食事中や放鳥中など抱卵以外では膨羽しません。
ペットヒーターなどの保温器具で保温をしても膨羽が解消しない場合は、
早めに病院で診てもらうようにしましょう。
◇嘔吐や吐出をしていないか
首を横に振りながら撒き散らかしているのは嘔吐、
ある一定の場所に吐き出しているのは吐出になります。
嘔吐しているときには頭やくちばしが吐物で汚れていることがあります。
オスの場合特定のオモチャや止まり木などに吐き出すのは
発情による行動なので病気ではありません。
◇呼吸がおかしい(ずっと口で呼吸をしている、音がする)
「キューキュー」などと呼吸音がしていたら呼吸が苦しくなっています。
さらにずっと開口呼吸(口で呼吸をしている状態)していたり
チアノーゼ(くちばしや足が青紫色に変化)も見られる場合は
ただちに処置が必要な状態のためすぐに病院に連れて行くようにしてください。
これらの他にフンの状態でも健康チェックができます。
下痢をしている・普段の便の色ではない(便の色が黄色や赤色など)場合などは
何らかの病気が潜んでいる恐れがあります。
詳しくは、こちらを参考にしてください。

いかがでしたか?
何か普段と違うかも!と少しでも違和感があれば
早めに動物病院で相談してくださいね。


