手のかかるヒナの時期はあっという間に過ぎてしまいます。大変なお世話は減るけれど、ちょっと寂しくもありますね。
ヒナが自分でごはんを食べられるように、挿し餌から一人餌に切り替えていきましょう。

一人餌への切り替え方

【いつ頃から?】
4週齢を目安に切り替えを始めていきましょう。

①ペレットやシードに慣れさせていきます。

挿し餌の回数はそのままで、少しずつ乾燥した食事に慣れさせていきます。
乾燥したペレットやシードを、浅い小皿に少し入れて置いたり、床にばらまいたりして、ついばんで食べてくれるかを観察します。
飲み水も浅い器に入れて一緒に置きます。
入れたペレットやシードが減っているか重さを量ったり、ヒナが食べているかを観察してみましょう。
ペレット食にしたい場合、切り替えたいペレットの味に慣れてもらうため、挿し餌にもペレットを少しずつ混ぜていきます。

②挿し餌の回数を減らします。

乾燥ペレット・シードを食べていることを確認して、挿し餌の回数を徐々に減らしていきます。
(例)3回→朝夜2回→夜1回へ。

【体重を毎日量りましょう!】
挿し餌を減らしたことで体重が大きく減ってしまったら、乾燥ペレット・シードを食べていないのかもしれません。一旦挿し餌の回数を戻して様子を見ます。朝と夜では体重が変わることもあるので、「毎朝挿し餌前の体重」など、毎日同じタイミングを決めて比較しましょう。フンの量や状態が変わっていないかもチェックします。

甘えん坊の子は、挿し餌を終わらせるまでに時間がかかることもあります。個体差がありますので、焦らず様子を見てあげましょう。なかなか食べない……と思っていても、急にたくさん食べるようになることもあります。

乾燥ペレット・シードをしっかり食べるようになったら、挿し餌終了です。

ひとりでごはんを食べられるようになったら?

成鳥用のケージに慣らしていきます。
しばらくはフン切り網をはずし、床にはペーパータオルや新聞紙を敷きます。食事と水は浅い容器に入れて床に置きます。上部の止まり木は外して、床置き用の止まり木等を置いても。
止まり木に止まっている時間が増えたり、ケージ内をよく移動したりしているようなら、徐々に成鳥用のレイアウトに変えていきましょう。