ウサギの食事のメインとなるのは「牧草+ペレット」ですが、その他に、食べる楽しみのためや食性を広げるため、野菜や野草等を与えるのもおすすめです。
といっても、野菜も種類が多いし、何をあげたらいいのかよくわからない……という飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんね。
皆さんどんなものをあげているのでしょうか?飼い主さんへのアンケート結果と合わせて、ウサギの副食について見ていきましょう♪
皆さんどんなものをあげていますか?
ウサギの飼い主さんに聞いてみました!
(アンケート結果:イースターウェブ会員アンケート調べ)
Q.よく与えている野菜・野草・ハーブ等を教えてください。
にんじんはメインの根の部分だけでなく、葉も人気です。にんじんの葉はスーパー等では手に入りにくいですが、ヘタの部分を水につけておき、葉っぱを育ててウサギにあげている方もいらっしゃるようです。
生野菜は水分が多いので、水分でお腹がいっぱいになってしまい、牧草やペレットを食べる量が減ってしまうことがあります。便がゆるくなることもあるので、少量から試しながら、その子に合わせて調整してあげましょう。
天日干しにして水分を飛ばし、乾燥野菜にして与えるのもおすすめです。「生の○○は食べないけど乾燥させたものは大好き」ということもあるようですよ。
Q.よく与えている果物を教えてください。
りんごが大人気ですね!
生のりんごや乾燥りんごの他に、りんごジュースが好きな子も多いようです。(与える際は、糖分が加えられていない果汁100%のものを選んでください)
多くのウサギは甘いものが大好きです。果物を好む子は多いですが、食べすぎると肥満の原因になりますし、下痢の一因になることもあります。果物ばかり食べたがって牧草やペレットを食べなくなってしまう、なんてこともあるようです。
果物はあくまで「おやつ」として、少量をたまに与える程度にしましょう。
【副食やおやつはいつからあげてもいいの?】
仔ウサギは8週齢程で離乳します。それ以前から少しずつ母ウサギの食べるもの(牧草やペレット等)を食べるようになりますが、まだ消化器官は成長途中で、食べ慣れていないものはお腹を壊してしまうこともあります。
野菜や野草等は、腸内が安定する生後3~4ヶ月頃から少しずつ試していきましょう。食べたあとに便がゆるくなったりしないかも要チェックです。
また、年齢に関係なく、お迎えしたばかりの頃は緊張していて体調を崩しやすくなっていることがあります。しばらくはお店で食べていたものを続け、落ち着いてきた頃に少しずつ他のものもあげてみるといいですね♪
野菜や果物に限らずウサギの「大好きなもの」を知っておくと、爪切り等いやなことを我慢した後のご褒美としたり、食欲不振時に役立てることもできます。
与えてはいけないもの
【中毒を起こす可能性があるもの】
・一部の野菜類:タマネギ、ネギ類、ニンニク、ニラ、ジャガイモの芽、アボカド、桃やさくらんぼの種
・一部の植物:スズラン、水仙、チューリップ等
・コーヒー等カフェインの含まれる飲み物、アルコール類、チョコレート類、香辛料等
要注意なのが植物です。人間には無害な植物でも、ウサギには有害になるものもあります。ウサギが興味をもってかじってしまうことがありますので、観葉植物や花瓶の花はウサギが触れる範囲には置かないでおきましょう。
中毒のおそれがないものでも、人間用に味付けされた食べ物は糖分や脂肪分・塩分等がウサギには多すぎます。食べさせないようにしましょう。また、穀類・芋類は炭水化物を多く含むため、消化不良の一因となる場合があります。
「好きだけどたくさん食べてはいけない」「危ないから食べないほうがいい」という判断は、ウサギ自身にはできません。ウサギの健康生活は、ごはんを準備する飼い主さんにかかっているといえます。
長く一緒に暮らすために、毎日の食事を気遣ってあげましょう!