セキセイインコの成長過程をまとめました。
他の小鳥でも成長過程は似ているので、参考にしてみてくださいね。
■挿し餌ヒナ
ひとりでごはんが食べられないヒナ時期
20~40日齢頃
この時期に、挿し餌をしながら人の手に慣らすことで手乗りになります。
(20日齢頃までは、育雛放棄などの問題がない場合、母鳥の育雛に任せた方が安心です。)
ごはんを食べている時間以外は、暗くしてゆっくり寝かせてあげましょう。
自分で体温調整が上手にできない為、保温に十分な注意が必要です。
⇛挿し餌の与え方(ペレット・パウダーの場合)
■幼鳥
一人餌への切り替え~ヒナ換羽が終わる頃まで
40日齢~5ヶ月齢頃
挿し餌も続けながら、自分でごはんを食べられるよう練習を始めましょう。
乾燥ペレットやシード等を地面に撒いたり、小さな容器に入れたりして、幼鳥がつついているかを観察します。
体重測定やフンのチェックで、きちんと食べているかどうかを確認しましょう。
飛べるようになり、ひとりでごはんが食べられるようになったら、成鳥用のケージに移します。
この頃、人間でいう「イヤイヤ期」のような反抗期もみられます。
⇛挿し餌から一人餌への切り替え
■ヒナ換羽
おとなの羽根に生え替わる時期
2ヶ月齢~5ヶ月齢頃
生後初めての換羽をヒナ換羽といいます。
おとなの羽根に生え替わり、これが終わると成鳥になります。
生え替わるペースには個体差がありますが、数ヶ月程度続きます。
新しい羽根を作る為、体力を消耗します。高栄養のごはんを与えてあげましょう。
■若鳥
ヒナ換羽終了から性成熟まで
5ヶ月齢~8ヶ月齢頃
社会性を身につける時期です。
飼い主さんの家族や友人など、色々な人に対面させる機会を増やすと社交的になりやすくなります。
様々な体験をすることで、小鳥の心の成長にもつながります。少しずつ慣れさせてあげましょう。
■成鳥
性成熟から繁殖適応期
8ヶ月齢~4歳頃
「思春期」のような第二次反抗期を経て、繁殖適応期へと成長していきます。
エネルギーに満ち、とても充実した時期です。
巣引きを考えるなら、この時期が適しています。
■安定鳥
4歳~8歳頃
繁殖適応期を過ぎ、精神的に安定した時期です。
目新しいものが減り、退屈さから問題行動を起こすことも。
日々を退屈に感じすぎないよう、工夫してあげましょう。
■高齢鳥
8歳頃以降
人間にたとえると50歳以降の高齢期です。
毎日を穏やかにゆったり過ごすようになります。
若い頃に比べて体調を崩しやすくなるので、温度管理などに注意しましょう。