主食のペレットやシードの他に、小鳥に与えていいものはどんなものでしょうか?
考えてみよう 本当に副食が必要?
主食に何を与えるかによって、副食が必要かどうか、何が必要なのかは変わってきます。
【シード食の場合】
シード(穀物・種子類)から摂れる栄養は、主に炭水化物とたん白質、脂質です。シードだけでは摂れないビタミンやミネラルもあり、副食やサプリメントで補う必要があります。
ミネラル類の豊富なボレー粉、ビタミン・ミネラルの豊富な青菜などがおすすめです。
【ペレット食の場合】
多くのペレットは、ペレットだけで必要な栄養が摂れるように、ビタミンやミネラルを含めバランス良く配合されています。副食を与えすぎると栄養バランスが崩れたり、栄養の過剰症を起こしたりすることもあります。与える量に注意しましょう。
副食・おやつ
・ボレー粉:牡蠣の殻を焼いて砕いたもの。カルシウム等のミネラルが豊富。
・カトルボーン:イカの甲を干したもの。カルシウム等のミネラルが豊富。ボレー粉よりやわらかく、大きなものをかじることでストレス解消にも。
・塩土:赤土に砂、ボレー粉や塩分を加えて乾燥させたもの。主に塩分補給として。食べすぎには注意。
・青菜:ビタミン・ミネラル補給に。
白菜やレタスは水分が多くビタミン類が少ない為、たくさんあげすぎないようにしましょう。
また、ホウレンソウは、多く含まれるシュウ酸がカルシウムと結びつき、カルシウムの吸収を阻害すると言われます。
・その他野菜・果物
積極的にあげる必要はありませんが、食べる楽しみとしておやつに少量ならあげても大丈夫です。
※りんごやサクランボの種には有害物質が含まれているので、食べさせないよう注意!
・サプリメント
不足しがちな栄養素を補う為の、水に溶かすタイプのサプリメント等があります。
与えてはいけないもの
食べてしまうと命にかかわるものもあります。注意が必要です。
チョコレート・アボカド・アルコール類・ネギ類・ニラなど
もともと群れで暮らす小鳥は、仲間が食べているものが気になります。なので、『仲間』である飼い主さんが食べているものが気になることも。青菜嫌いの鳥さんの前で飼い主さんがおいしそうに青菜をかじってみせれば、鳥さんも興味を持っていっしょに食べてくれるかも?
放鳥時には、人間用の食べ物を食べてしまったりしないように気を付けてあげましょう。