ウサギが好物を食べている姿を見るのは、飼い主さんにとっても嬉しい時間ですよね。
おねだりされるとつい、もうひとつ、とあげたくなってしまうこともあります。
といっても、好きなものを好きなだけ、というのはウサギの健康のためになりません。
今回は、ウサギにあげる「おやつ」について考えてみましょう♪

おやつってどういうもの?

一般的に「おやつ」は、主食とは別に与える間食、といった意味合いで使われます。
健康維持のための栄養を主食できちんと摂れていれば間食は必要ない、ともいえますが、おいしいおやつはウサギの食べる楽しみになるのはもちろん、飼い主さんとのコミュニケーションやしつけのごほうび、投薬等にも役立ちます。

●ふだんおやつをあげていますか?

飼い主の皆さんはどれくらいの頻度でおやつをあげているのでしょうか?

アンケートにお答えいただいた結果はこちら♪
(イースターウェブ会員アンケート調べ)
 
64%の飼い主さんが、「ほぼ毎日おやつをあげている」という回答でした。

おやつの活用方法

・コミュニケーション
ウサギと仲良くなる手段として、「おいしいものをくれる人だと覚えてもらう」のは有効です。
迎えたばかりのウサギや、家族の中にウサギと心の距離が遠い人がいる場合等、ウサギの大好きなものをあげることで少しずつ近くなれるかもしれません。

・しつけやご褒美として
「爪切りが終わったらおやつ」「ブラッシングが終わったらおやつ」等、ストレスのかかるケアを我慢してもらった後のご褒美としておやつを与える習慣をつけておくのも良いでしょう。ウサギのストレス解消や、飼い主さんへの信頼の回復にもなります。

・食欲不振のときに
ストレス等で食欲が落ちているときに、好きな食べ物がきっかけとなって食欲が戻ることもあります。
「これだけは率先して食べる」というウサギの好物を見つけておけば、食欲不振のときに役立ちます。
※食欲がないときは体の具合が悪い可能性があるため、まず病院への相談、受診を優先しましょう。

・投薬のときに
おやつに薬を混ぜて与えたり、液体タイプの薬をしみ込ませて与えたりと、投薬時にも活用できます。上手に利用することで、ストレスなくウサギに薬を飲んでもらうことができます。

どんなものをあげればいいの?

おやつには「ウサギが好きなもの」がおすすめです。野菜や牧草、果物でもいいですし、いつものペレットを間食としてちょっとあげる、でも良いのです。
人間用のおやつというとチョコレートやスナック等のお菓子というイメージがありますが、ウサギ用の特別なお菓子や甘いものをあげる必要はありません。

●与える時の注意点

・カロリーオーバーにならないよう、おやつを与える場合は主食の量も調整が必要です。
・時には、おやつを欲しがって牧草やペレットを食べなくなってしまう……ということも。時々、少量を与える程度にしましょう。

●どんなおやつを与えていますか?

おやつにどんなものをあげているのか、飼い主の皆さんに聞いてみました!
(イースターウェブ会員アンケート調べ)

果物や野菜等をあげている人が多いようですね。
ドライフルーツを好むウサギは多いですが、砂糖等がついていない、果物のみのものをあげるようにしましょう。
【参考】ウサギの副食・与えてはいけないもの

おやつの種類や食べすぎ(あげすぎ)には注意する必要がありますが、適切に活用すればウサギとの暮らしに役立つものでもあります。
時には、「うちのこ」とのおやつ時間を楽しんでみてはいかがでしょうか♪