羽の色も体の大きさも性格も様々な小鳥たち。その中から、ペットとして多く飼育されている小鳥を紹介します。
※各データや鳥種ごとの特徴は、あくまで目安です。

●セキセイインコ
分類:オウム目インコ科セキセイインコ属
体長:18cm前後
体重:30~40g
平均寿命:8~10年
飼育しやすく、世界中で飼育されている小鳥です。
手乗りになりやすく、お喋りが得意で、メスよりオスの方がよく言葉を覚えます。
体の大きい大型セキセイインコや、羽毛の逆立った巻き毛(梵天、羽衣等と呼ばれる)等、改良品種も知られています。

●マメルリハインコ
分類:オウム目インコ科ルリハインコ属
体長:12~13cm
体重:30~35g
平均寿命:10~15年
インコの中でも特に体の小さい種です。
とても活発で好奇心旺盛。脚力が強く器用で、放鳥時に垂直の壁に張り付くことも。
性格はマイペースですが、やや気が強いところがあり、単独か相性の良いペアでの飼育がおすすめです。

●オカメインコ
分類:オウム目オウム科オカメインコ属
体長:33~40cm
体重:80~90g
平均寿命:10~15年
「インコ」という名前がついていますがオウムの仲間です。
頬のかわいいチークが特徴。優しく穏やかな性格で、人によく慣れます。
冠羽は精神状態によって立てたり寝かせたりします。
大きい物音などに敏感に反応し、パニックに陥って飛び回ることがあります。(オカメパニックと呼ばれます)

●コザクラインコ
分類:オウム目インコ科ボタンインコ属
体長:17~18cm
体重:42~55g
平均寿命:10~12年
パートナーへの愛情が非常に深いことから、ラブバードとも呼ばれます。
飼い主さんをパートナーとして認めるとベッタリ慣れますが、複数飼育の場合、コザクラインコ同士でペアになってしまうと飼い主さんは寂しい思いをするかも。
嘴で紙を細長く切って腰に差すのはメスの行動のひとつです。オスでも紙を切る子はいるようです。

●ボタンインコ
分類:オウム目インコ科ボタンインコ属
体長:約13cm
体重:35~50g
平均寿命:10~12年
パートナーへの愛情が非常に深いことから、ラブバードとも呼ばれます。
目の周りの白いリングがチャームポイント。
見た目・性格ともコザクラインコに似ていますが、ボタンインコの方が小柄で、少し神経質なところがあります。

●アキクサインコ
分類:オウム目インコ科アキクサインコ属
体長:20~23cm
体重:40~50g
平均寿命:8~15年
穏やかな性格で、飼い主さんの肩の上等でのんびりするのが好きです。
過剰なスキンシップはあまり得意ではありません。
お喋りは苦手ですが、控えめながら美しい鳴き声をもっています。

●文鳥
分類:スズメ目カエデチョウ科キンパラ属
体長:14cm前後
体重:22~27g
平均寿命:8~12年
江戸時代に日本に輸入され、長年飼育されてきた、日本人に馴染みの深い小鳥です。
よく慣れますが、気の強いところがあります。
特にオスは縄張り意識が強く、単独か相性の良いペアでの飼育がおすすめです。

●ジュウシマツ
分類:スズメ目カエデチョウ科キンパラ属
体長:11~12cm
体重:12~15g
平均寿命:3~8年
野生種では存在せず、野生の鳥をペットとして品種改良した小鳥です。
おとなしく温和な性格で、他の鳥を攻撃することもあまりありません。
大勢でいることが好きなので複数飼育がおすすめですが、繁殖しやすい鳥でもあるので、繁殖させない場合は性別に注意が必要です。

●キンカチョウ
分類:スズメ目カエデチョウ科キンカチョウ属
体長:9~11cm
体重:12~15g
平均寿命:5~8年
赤い嘴がかわいらしく、特徴的な鳴き声を持っています。
頬のオレンジと胸の黒縞が見られるのはオスで、メスにはその特徴は見られません。
温厚な性格で、複数飼育も可能です。