一緒に暮らしていても、意外に知らないこともあるかも?
分類学の面から小鳥の種類を見てみよう!

鳥類とは

鳥類はダチョウからハチドリまで、約1万種類を有する大きなグループです。
詳しく見ると、「綱・目・科・属」などで分類されていて、とっても複雑。

ここでは、日本で多く飼育されている鳥をわかりやすく分類してみました。

オウム目
├オウム科(オカメインコ・モモイロインコなど)
└インコ科(セキセイインコ・ボタンインコ・コザクラインコなど)
オウム科は約20種類、インコ科は約330種類にも分かれるといわれています。

スズメ目
├カエデチョウ科(文鳥・ジュウシマツ・キンカチョウなど)
└アトリ科(カナリア)
文鳥やジュウシマツなどの種子食で小型の鳥は、フィンチとも呼ばれます。
カナリアや九官鳥は、姿は似ていますが別物として区分されます。

●インコとオウムの違いとは?

セキセイインコとオカメインコはどちらも「インコ」。でも分類では、セキセイインコは「インコ科」。
オカメインコは「オウム科」です。この違いはどこにあるのでしょうか?
注目してもらいたいのが、「トサカ」
正しくは冠羽(かんう・かんむりばね)といいます。これが、インコとオウムの違いなんです。
モモイロインコも、冠羽があるので「オウム」です。
オウムには体の大きい子が多いですが、体のサイズ等で決まっているわけではないんですね。

【哺乳類と比べてみると?】
文鳥とセキセイインコとオカメインコ。
「何が違うか教えて!」と聞かれたら……。さてあなたはどう答えますか?
「え、どれも同じじゃないの?」 大雑把にいうと、みんな小鳥ですもんね。
けれど近いようでいてけっこう遠い、考えてみれば、体の大きさも舌の形も、食べるものもちょっと違うし……?
ここで先ほどの「綱・目・科・属」などの分類を使って、「哺乳類」に置き換えてみましょう。
【文鳥・セキセイインコ・オカメインコ → 虎・犬・ゾウ】!
……あくまで「こんなに違う!」の例えですが、こういった面から見てみるのも面白いですね♪