モルモットの健康管理をするうえで便のチェックは外せません。
毎日のお掃除などでチェックしてあげることで体調不良や異変にいち早く気付けるようにしてあげましょう!
モルモットの便
モルモットの健康な便は茶褐色で弾丸のように細長い形をしており、臭気は少なく、ほどよく乾燥しています。
モルモットは食糞をします。
食糞するための盲腸便は普通の健康な便と比べると水分が多く柔らかいです。
モルモットの便をチェックする際にはまずは「形」と「数」を確認してみてください。
いつもの便と比べて大きな変化はないか見てあげましょう。
特にこんな時は要注意です!
・便から強いニオイがする
・便の形にばらつきがある
・便の大きさがいつもより極端に小さい
・いつもより便の数が少ないまたは便が出ていない
・水っぽい便をしている
以上のような特徴が当てはまる時はモルモットに何かしらの異常が生じている可能性があります。
モルモットの様子を観察し、必要であれば動物病院を受診してください。
下痢
一般的に下痢とは水分が多く、便の形状が保たれていないもののことをいいます。
似たような意味で「軟便」という言葉があります。
軟便とは水分は多いですが、便の形状が保たれているもののことをいいます。
激しい下痢は脱水症状を引き起こすことがあり、大変危険です。
その場合は、すぐに動物病院を受診してください。
モルモットが下痢になる原因は様々です。
・食餌
米やパン、小麦などの炭水化物である糖質や野菜などの水分の多いものをたくさん食べさせていると下痢を引き起こすことがあります。
他にも、食事中の繊維質が不足していると下痢になりやすくなります。
・ストレス
モルモットはストレスを感じやすい動物です。
気温の変化や人の出入り、引っ越しなどの環境の変化にストレスを感じてしまい、時には下痢を引き起こすことがあります。
便秘
モルモットに起こりやすい病気に「直腸便秘」というものがあります。
これは直腸から肛門にかけて存在する肛門括約筋という筋肉が緩んで袋状となり便が溜まってしまうものです。
袋は時間の経過とともに大きくなり、そうすることで蓄積される便の量も増えていきます。
完全に排便出来なくなることはあまりありませんが、ひどくなると膀胱炎を引き起こすこともあるので注意が必要です。
モルモットのトイレトレーニング
モルモットはその習性上、トイレが覚えられないと言われていますが、中にはトイレトレーニングをすることで覚える子もいます。
排泄物の量が多いモルモットがトイレを覚えてくれたら、お掃除も楽になりますね!
以下にトレーニング方法を紹介します。
・トイレに乗ったまま、牧草やご飯が食べられるようにする。
・ケージのすべての動きがトイレにつながるようにする。
・モルモットの尿をトイレにつけてニオイ付けをする。
しかし、トイレを覚えるのに時間がかかることがあったり、トイレの外で排泄してしまったり、加齢とともにトイレを使わなくなったりするなど個体差があります。
トレーニングはモルモットに無理のない範囲でやってあげてくださいね♪
いかがでしたか?
モルモットは具合が悪くても隠すことがあります。
普段から便を観察しておくことでモルモットの体調の変化に気づき、早めに対応してあげられるようにしましょう。