「うちの子」の食事であるペットフード。
毎日使っている中で、「ちょっと気になってるけど聞く機会がない……」そんな疑問、ありませんか?
今回はイースターでよくお問い合わせいただく質問をまとめてみました。
ウサギなどの草食小動物、雑食・肉食小動物や小鳥など、各種ペレットにほぼ共通の内容を集めています。
参考にしてみてくださいね♪
 
※主に『イースターの総合栄養食(主食用)ペレットフード』についての内容となります。
もっと詳しく知りたい!という場合は、各メーカーに問い合わせてみてください。

●どれぐらい与えればいいの?

まずは、体重を基準にして、パッケージに記載されている目安給与量を与えてみてください。(製品によってカロリーは異なるので、給与量も製品ごとに変わります。ペレットの種類を変えた場合は再チェック!)
ペレット以外に与えているものがある場合は、そのカロリー分のペレットを減らしてください。
その子にぴったりな量は、年齢や代謝・運動量・季節等、様々な条件によって変わります。定期的に体重を量って、増えてきているようならペレットを減らし、痩せてきているなら逆に増やして、様子を見ながら調整してみてください。
ダイエットをさせたい場合は、かかりつけの病院でペレットの量も相談してみてくださいね!

●ペレットだけを与えていれば大丈夫?

基本的に、主食用ペレットはそれだけでバランス良く栄養が摂れるように配合されています。副食やサプリメントを与えすぎると、栄養の摂りすぎになってしまう場合があるため、量には注意しましょう。
【ウサギなど、草食小動物の場合】
伸び続ける歯を削る為・繊維質をしっかり摂るために、ペレットと牧草の併用をおすすめします。
参考:ウサギ記事『牧草とラビットフード(ペレット)』

●じゃあ、ペレット以外のものは与えてはいけないの?

栄養バランス面だけを考えるとペレットと水だけで足りますが、「食べる楽しみ」も味わってもらいたいですよね。
副食やおやつは、食事全体のカロリー量の2割程度におさまるカロリーにすれば、主食の栄養バランスが大きく崩れることはありません。与えても良いものを少しずつ試してみて、好きなものを見つけてあげましょう♪
副食やおやつを与えるときは、ペレットの量を調整することも忘れないでくださいね。
【小鳥の場合】
主食がペレットの場合、ボレー粉や塩土、ビタミン剤等は栄養過多になることがあります。与えないか、ごく少量にしたほうが良いでしょう。
参考:小鳥記事『副食・おやつ/与えてはいけないもの』

●対象年齢に合わないものを食べてしまうとどうなるの?

特に注意が必要なのは、『成長期用』と『維持期用』の違いです。
『成長期用』(仔ウサギ用、ヒナ挿し餌用等)のペレットは、骨格や筋肉を作るために高栄養となっています。そのため体のできあがったあとにもこれを与え続けると栄養過多になり、肥満につながってしまう可能性があります。(大人になってからも、中・高校生の時期に食べていた食事量を食べ続けると……?と考えてみてください!)
逆に、栄養の必要な成長期に『維持期用』(成ウサギ用、成鳥用等)のペレットを与えると、栄養が足りずに体が弱くなってしまうかもしれません。これも大問題です。
なお、『高齢期』については、「運動量が減ったけどよく食べる」「あまり食べなくなって痩せてきた」等、状態によって適切なペレットが変わることがあります。選び方が難しい時は、かかりつけの病院やペットショップの店員さん、メーカー等に相談してみてください。
参考:小鳥記事『ペレットの選び方』
参考:ウサギ記事『ペレットの選び方【前編】』 『ペレットの選び方【後編】』

●別の動物種のペレットを食べてしまうとどうなるの?

それぞれのペレットは、対象の動物種の食性や必要栄養に合わせて設計されています。
(おそらく食べないと思いますが、)フェレットがウサギ用ペレットを、逆にウサギがフェレット用のペレットを……というのが良くないというのはわかっていただけると思います。
では、食性が似ている動物のものならどうでしょうか?
例えば、モルモットの食事には「ビタミンC」が必要です。しかし同じ草食小動物でも、ウサギは体内でビタミンCを作れるためウサギ用ペレットにはビタミンCがそれほど入っておらず、モルモットがウサギ用ペレットだけを食べ続けていると、どんどんビタミンCが足りなくなってしまう、というわけです。
このように、食性が似ていても、「食べて害はないけれど栄養が足りない(または多い)」となることがあります。
専用のペレットがあれば、それを選ぶほうが安全です。

●添加物は使われている?

『添加物』というと良くないイメージを持たれることもありますが、ペレットにはビタミンやミネラル等の栄養強化剤を添加していることが多く、これも『添加物』にあたります。天然原料だけでは不足するカルシウムやリン、各種ビタミン等を添加しています。
合成保存料や香料、着色料が使われている場合は、『原材料』の欄に記載されています。
ペレットを見て「着色されているかな?」と思っても、原材料自体の色でカラフルに仕上げているペレットもあります。着色料の記載があるかどうか、原材料欄を見てみてくださいね。

 
 
いかがですか?参考になったでしょうか?
ペレットに関する疑問あれこれについては、今後も記事にしていきたいと思います♪